ジョギングで燃焼している男性

糖質制限と脂肪燃焼を考える


近頃、糖質制限ダイエットが流行っています。ただし、従来からの摂取カロリーを制限するダイエットとは違って、新たなダイエット方法なので賛否両論があるようです。もちろん、糖質制限ダイエットの仕組み自体は理にかなっていると思います。何故なら糖質の摂取量を制限すると、血糖値が下がってしまうので糖新生という肝臓でブドウ糖を作り出すシステムが働きます。要するに、糖新生の仕組みを利用したダイエット方法なのです。

糖質制限と脂肪燃焼の関係

体重が増える仕組みについて

ご飯やパン・麺類などの炭水化物を沢山摂取してしまうと、血液中の**ブドウ糖**の濃度が急激に上昇してしまいます。もちろんそうなると、血糖値を下げようとして**インスリン**が大量に分泌されます。そして過剰なブドウ糖は、肝臓や筋肉に貯蔵されます。

ところが、貯蔵量には限界というものがあるので、余ったブドウ糖はさらに体脂肪として脂肪組織に蓄積されてしまいます。こうした一連の負の連鎖的な仕組みによって、体重がどんどん増えてしまうのです。

## 糖質制限で脂肪が燃焼する仕組みについて

糖質を制限しながら尚且つ身体を動かすことで、身体のエネルギー源でもある**ブドウ糖**がどんどんと減っていきます。要するに、血液の中にあるブドウ糖が減っていくのです。

ただし人間の身体には、血糖値を一定に保とうとする働きがあります。従って**糖新生**が働いて、貯蔵してあった脂肪が分解されブドウ糖となって血液に補充されます。言い換えれば、中性脂肪や体脂肪が分解されて消費されると、結果的には痩せるということに繋がるのです。

脂肪燃焼しやすい食事方法

夕食には炭水化物を抜く

糖新生の仕組みが働くためには、**糖質の摂取量**を1日当たり130g以下にするとよいといわれています。しかも夜、糖新生の作用が起こるので、夕食に炭水化物抜きの食事を心がけるとよろしいかと思います。すると糖新生の作用によって、肝臓の内部に溜まっている脂肪なども消費されます。

また、夕食に炭水化物を抜くまではしなくても、夜寝る数時間前までに夕食を済ましておくように!といったことを聞いたことがあるかもしれません。これは、寝る前までに血液中の**ブドウ糖**を減らしておけば、寝ている間に脂肪が燃焼されるという理由からです。要は、糖新生のことなのですが、寝る前に夕食をすると血糖値が上昇するために、**インスリン**が大量に分泌されてしまうので、結果的には糖新生が阻害されるのです。

脂肪が燃焼しやすい食べ物

脂肪が燃焼しやすい食べ物というのは、実に沢山あります。例えば、**唐辛子**というのは辛いですが、その辛さの元というのはカプサイシンという成分です。このカプサイシンは、代謝を向上させて血糖値を下げる作用もあります。また、**生姜**にはジンゲロンという成分が含まれていて、体脂肪の燃焼を促進させたりエネルギーの消費を促進させてくれます。

それから、**コーヒーや緑茶**にはカフェインが含まれています。このカフェインは、眠気を抑えてくれるだけでなく、脂肪を分解するリバーゼという酵素の働きを活性化させることもできます。

脂肪燃焼に良い運動とトレーニング

脂肪燃焼には有酸素運動が最適

脂肪を燃焼させるのに効果の高いものとして**有酸素運動**が挙げられます。ウォーキングなどの有酸素運動は、脂肪などのエネルギーを使用するので、最も効率よく脂肪を燃焼できる運動ということがいえます。一方、筋トレなどの無酸素運動は、筋肉のエネルギーを使うに過ぎないのです。要は、脂肪などのエネルギーを使用するのは、やはり有酸素運動ということになります。

脂肪が燃焼するための仕組み

有酸素運動は、血液に含まれているエネルギーを使用するようになっています。従って、そのエネルギーが不足することで、ようやく脂肪が燃焼してくれるようになっています。そうしたことから**20分以上**の有酸素運動をしないと脂肪燃焼には至らないということです。ただし、20分を小分けして**10分×2回**でもOKという報告も近年なされています。

一方、筋トレなどの無酸素運動の場合、血液に含まれているエネルギーではなくて、筋肉に蓄えられているエネルギーを使用するようになっています。このことはすでに申し上げましたが、要は使っているエネルギーが違うのです。そんなことから無酸素運度ではなくて、最低でも20分以上のウォーキングなどの有酸素運動をおすすめいたします。

その他、詳しいトレーニングの記事はこちら → 糖質制限と自宅トレーニング その2・筋トレ編

まとめ

今回ご紹介したような仕組みというのは、ダイエットをする上においては把握しておく必要はあるでしょうね。そうした仕組みを把握した上で、ダイエットにトライしないと結果がでないということで、徒労もしくは三日坊主になってしまうかもしれませんね。